カーセキュリティ クリフォードというブランドとは
クリフォードという単語は耳馴染みがないかも知れません。実はカーセキュリティ界ではレジェンド的な存在で、老舗中の老舗です。比較的知られているバイパーやホーネットの先輩的なポジションの最高級カーセキュリティブランドです。「全米で乗り逃げされたことがない」というキャッチフレーズの通り、製品には絶対的な信頼性があり、犯罪大国のアメリカのクルマを守り続けて来ました。ここでは、そのクリフォードの中でもフラッグシップ的なモデルであるクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)を紹介します。
カーセキュリティクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)の特徴。
IntelliGuard880J(インテリガード880J)はノーマリーオープンを採用している
クリフォードブランドのほとんどの製品に共有することなのですが、ノーマリーオープンとはクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)自体が通電して動作していないとエンジンが掛からないということ。これはIntelliGuard880J(インテリガード880J)本体が破壊されたり、取り外された後もエンジンが掛けられないことを意味します。大概のカーセキュリティは取り外されると無効化されてしまいますが、カーセキュリティクリフォードは「自身が許可を出すこと」でしかエンジンを掛けさせないシステムなのです。したがって、取り外してしまうと許可が下りないのでキーを回そうがイモビライザーをパスしようがエンジンが掛けられないのです。もちろんIntelliGuard880J(インテリガード880J)もこのノーマリーオープンが採用されています。したがって、窓ガラスを割って車内に侵入してカーセキュリティ本体を見付けて外してしまおう、壊してしまおうという窃盗犯が多い中で、カーセキュリティクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)であれば守り切れるということ。エンジンを掛けて乗り逃げされることだけは防ぐことが出来ます。
イモビライザーは2系統装備するIntelliGuard880J(インテリガード880J)
イモビライザーはエンジンを掛けさせないカーセキュリティシステム。とにかく車両を持って行かれたくない、乗り逃げを防ぐ…という事を第一に考えているクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)はこの機能を最も重要視しています。2系統というのは、例えばセルモーターを動かす電源をカットしてエンジン始動を防ぐものと、プラグに点火する電源をカットするもの…など、カットする箇所を2つ設けられるということ。例えばセルモーターの1箇所しかカットしていない場合、マニュアル車なら押し掛けをする事が出来てしまうので、まだエンジン始動の可能性が残されています。さらに点火系もカットすることで押し掛けにトライしてキーを回しても、エンジン始動は無理…という万全の対策をします。1系統目をセルモーターにするのは定番ですが、2系統目をどこにするかは設置するインストーラーの知識や技術次第。燃料ポンプをカットしてもいいですし、変化球でサイドブレーキが解除できないようにしてもいい。IntelliGuard880J(インテリガード880J)は施工者を選ぶカーセキュリティと言うことも出来るでしょう。
各種高性能センサーを装備するIntelliGuard880J(インテリガード880J)
●学習機能を持つデジタル衝撃センサー
車両を動かしたり、ガラスを割ったりドアをこじ開けたりする際の衝撃を検知してサイレンを鳴らすためのショックセンサー。カーセキュリティクリフォードの要と言えるセンサーだ。しかしながら、カーセキュリティに関するイメージのひとつが、「何も起こっていないのにサイレンが鳴る」という不安ではないだろうか? ご近所に迷惑がかかる…と心配になるのも分かる。この誤作動するというイメージは、かつてのショックセンサーの性能が低かったことに起因している。このクリフォードカーセキュリティIntelliGuard880J(インテリガード880J)が採用する「オムニセンサー」は学習機能付きのデジタルショックセンサー。2ゾーン対応で、弱い振動で軽く警告音を鳴らし、強い振動で本格的にサイレンを鳴らし始めます。警告の段階で、このクルマはカーセキュリティクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)が装着されていることを知らせることで、窃盗を諦めさせる目的です。この警告やサイレンを鳴らすショックの大きさを学習させられるのが特徴。クルマを揺らしたり、ガラスを叩いたりして、それと同等の衝撃が加わったら反応するように設定できるのです。だから過敏に小さい振動で鳴るなどという心配が一切ないのです。もちろん、この機能はセッティング次第ですので、インストーラーや取付店の知識や技術が要求されるポイントでもあります。余談ではありますが、出先などでパレット式駐車場などに駐める際はリモコンでIntelliGuard880J(インテリガード880J)の衝撃センサーのみを個別にオフにすることが出来ます。
●デジタル傾斜センサー
ジャッキアップして、タイヤやホイールを盗まれる事例も多発しています。傾斜センサーはジャッキアップなどによる車体の傾きを検知して警報を鳴らします。カーセキュリティクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)のデジタル傾斜センサーは、動作させた時点での車両状態から傾斜が変わると反応するので、多少傾斜のある駐車場でも問題なく使えます。これがデジタル傾斜センサーのいいところです。このほかにもウインチなどを使って強引にトラックに載せようとした際もIntelliGuard880J(インテリガード880J)のデジタル傾斜センサーが役立ってくれるはずです。
●ループセンサー
これはループが切れる(断線する)と発報させるセンサー。クリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)の機能の中でも車上荒らしに対応する面が強いアイテムです。何かを取り外す際にループが切れるように設置します。どこにでも設置できるので、例えばカーナビを取り付けてある前面のパネルが外されたら発報するようにセットすれば、ナビ泥棒を防止できます。仕事用の車両の積載物に仕掛けることで荷物を守ったり、純正ECUを取り外してイモビライザーをパスしようとすることを防ぐことも出来ます。(ECU(エンジンコントロールユニット)とキーのイモビライザーがセットなので、他車のECU&キーに差し替える手口があります)車上荒らしだけを考えると、ガラスカッターを使って衝撃を与えず車内に侵入する可能性があります。このパターンですと衝撃センサー、ドア開閉センサーの類いが作動しないので、モノを外した際に反応するセンサーが必要になるというワケです。このIntelliGuard880J(インテリガード880J)が備えるループセンサーは最近流行のCANインベーダー対策としても使えます。バンパー裏の配線にアクセスしようとバンパーを外したら発報するようにしたり、ヘッドライトユニットを外したり、ホーンが鳴るのを敬遠して配線をカットしたら発動するようにセットすることが可能。物理的なコソドロ対策として使われていたループセンサーがここに来て最新の手口であるCANインベーダー対策に使えるようになってしまいました。時代というのは分からないですね…。
●ドア&ボンネットセンサー
ドア、ボンネット、トランク、ゲートなど開閉部のセンサーはカーセキュリティとして必須のアイテム。IntelliGuard880J(インテリガード880J)にももちろん標準装備されています。ボンネットからのアクセスが増えているのでドアトランクのみではなく、ボンネットにも必ずセンサーを設置したい。
クリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)は「ブラックジャックス」を標準装備
最大の特徴でもあるブラックジャックスとは、カーセキュリティクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)の機能の中でもカージャック、「乗車中の車両盗難」を防ぐために開発されたシステム。これを標準装備するカーセキュリティはクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)の他にありません。カージャックとは赤信号などで停車中に社外から銃やナイフをを突きつけられ、クルマから降りろと言われ、そのままクルマを乗り逃げされる事を言います。クルマのキーもカーセキュリティクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)のリモコンも全部持って行かれてしまうので、お手上げになるケースですが、ここからクルマを取り返せるのがブラックジャックスです。
どういうことかと言うと…。エンジンを掛けている間に、ドアの開閉を検知するとブラックジャックスが発動します。通常、運転している際に停車することはあっても、ドアを開閉することはありませんので、これがカージャックに遭ったというサインになります。IntelliGuard880J(インテリガード880J)はカージャックを検知すると、一定時間はそのまま走らせます。もし、その場でエンジンを停止させたら、犯人に銃を向けられてしまうからです。一旦は盗みに成功したと思わせて、ある程度走らせることで犯人との距離を取る必要があるのです。したがって一定時間は走らせることでオーナーが安全な所に移動し、通報などをする時間を稼ぎます。そして、設定時間が経過した後にエンジンを安全に停止させるのです。高速走行時にいきなりエンジンが停止すると危険なので安全に停止できる条件下で停めるように設計されたシステムになっています。カーセキュリティクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)がエンジンを停止させた後は、キーを回そうがリモコンを操作しようがウンともスンとも言いません。車両は放置されることになり、さほど遠方まで走っていないので容易に見つかるでしょう。これが銃社会のアメリカで多発するカージャックへの対策なのです。(もちろんオーナーは暗証番号入力で解除できます)この機能も一歩間違えると事故に繋がりかねません。ブラックジャックスを備えられることはメーカーのIntelliGuard880J(インテリガード880J)に対する自信の現れです。
全方向、死角無しのクリフォードIntelliGuard880J(インテリガード880J)
このように、IntelliGuard880J(インテリガード880J)は車上荒らし、乗り逃げ、パーツ泥棒、カージャックとあらゆる車両被害を未然に防ぐためのシステムが装備されています。その全てが高性能ゆえ窃盗犯がIntelliGuard880J(インテリガード880J)装着車を敬遠するとまで言われています。カーセキュリティを装着するなら絶対的にお勧めのアイテムです。オプションなども含めてインストールする費用は相当なものになりますが、安心感は確実に手に入ります。カーセキュリティを装着したのに盗まれた…というのは悲しいです。最も守備力の高いIntelliGuard880J(インテリガード880J)をぜひとも装着していただきたいです。
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