カーセキュリティブランドのクリフォードとは
クリフォードとは、米国のカーセキュリティブランドのひとつ。1976年に創設された老舗のひとつでバイパーと双璧をなす有名カーセキュリティだ。米国では車上荒らしや車両盗難、そしてカージャックなど車両に関する犯罪が多く、カーセキュリティは多くのブランドが立ち上げられて、大半のユーザーが何らかのカーセキュリティアイテムを使用している。
その中でもクリフォードは、カーセキュリティの黎明期から積極的に高性能製品をリリースし、キャッチフレーズは「全米で一台も乗り逃げされたことがないカーセキュリティ」である。この実績と、これを訴え続けることからも分かるように、このカーセキュリティ クリフォードの信頼性は唯一無二、カーセキュリティオブカーセキュリティと言っても過言ではないだろう。特徴的なチュリップ音（ドアロックする際に動作したことを知らせるために鳴る音）を聞いただけで窃盗犯は盗むことを諦めると言われるほどだ。
カーセキュリティクリフォードと他ブランドとの違い
カーセキュリティクリフォードには、他の製品とは根本的に違う特徴があります。それはノーマリーオープンというシステムにあります。ノーマリーとはクリフォードに電源が入っていない、動作していないという状態を表します。オープンとは配線が繋がっていない、離れている状態を表します。つまり、クリフォードが動作してリモコンを所持しているオーナーが許可を出さないと、クルマの電源がスターターモーターに繋がらない（エンジンが掛けられない）という事です。これにより、例えばバッテリーを外したり、カーセキュリティに繋がる配線をカットする、クリフォード自体を破壊したり取り外したりされた場合、クリフォードが許可を出さないので、エンジンが掛からないという事です。これは他のカーセキュリティであれば、本体が死んでしまうとスターターキル（エンジンスターターを動作させない）機能も死んでしまうので、窃盗犯に本体を壊されたら終わりです。
ノーマリーオープンを採用するカーセキュリティクリフォードのメリットデメリット
先に説明したとおり、ノーマリーオープンというシステムを採用するカーセキュリティは本体の破壊や取外しに対応する優れた製品です。クルマを盗んでもカーセキュリティ クリフォードをリモコンで解除しないことにはエンジンを掛けることが出来ませんので、窃盗犯も転売しにくい商品になってしまいます。それがクリフォード装着車両は窃盗犯に避けられる、という理由のひとつでもあります。しかしながら、このノーマリーオープンというシステムは諸刃の剣でもあるのです。もしカーセキュリティ クリフォードが何らかの理由で故障してしまった場合、オーナーもエンジンが掛けられないという事態に陥ってしまうのです。それでもカーセキュリティ クリフォードがこのシステムを採用するのは、自社製品が故障しないという自信の現れです。この強固なシステムを持っている製品がしょっちゅう故障するようでは大問題です。本体の安定性、耐久性、信頼性が非常に高いカーセキュリティのみが採用出来るシステムなのです。このノーマリーオープンを採用するカーセキュリティは非常に希です。
クリフォードにはどんなカーセキュリティ商品があるの？
カーセキュリティクリフォードIntelliGuard880J
日本で正規販売されているカーセキュリティ クリフォードの旗艦モデル。フルオプションにする事で鉄壁の守りが完成する。イモビライザーは2系統備えエンジンを掛けさせない対策は万全。独自のデジタル衝撃センサーは弱い衝撃で警告音を、強い衝撃で発報する二段階。学習機能付きで、微弱なショックに反応することなく無駄な発報を防ぎます。またタイヤホイールを狙ったジャッキアップ対策としてデジタルの傾斜センサーも装備。車載トラックなどに載せられそうになった際も役立つはず。最大の特徴はカージャック防止機能のブラックジャックス。これはクリフォードの特徴とも言えるシステムで、運転中にカージャックに遭いクルマをキーやリモコンごと乗り逃げされてしまった場合に、一定時間後に安全にエンジンを停止させて逃げ続けることを止めさせる機能。米国で信号待ちの際に武器で脅されて奪われるケースが増えた際に、このカーセキュリティ機能が見直された。このほか、何かが外された際にサイレンが鳴るよう設定できるループセンサーなども備え、ナビゲーションやカーオーディオなどの車上荒らし対策も出来る。現在のところ日本でコレを超えるカーセキュリティは無いと言っていいだろう。本国アメリカではこの上にエンジンスターターを含む全部入りのAvantGuardというモデルが存在しますが、このIntelliGuard880Jにオプションを付ければ同等のカーセキュリティ機能を持たせることができます。
カーセキュリティクリフォードConcept480J
多彩なカーセキュリティ機能とコストパフォーマンスを両立させたミドルモデル。こちらもイモビライザーは2系統装備。ショックセンサーはダブルゾーン対応。ループセンサーの追加可能。CAN-BUS車両やスマートキー車両にももちろん装着できる。価格的にもバランスの取れたオススメのアイテム。
カーセキュリティクリフォードArrow6J
カーセキュリティ クリフォードのエントリーモデル。入門モデルながらもイモビライザー、ドアトランクボンネットセンサー、ショックセンサーを装備。オプション追加で好みの仕様にできる。純正でイモビライザーが装備されている車両などは、このArrow6Jで1系統追加するだけでも十分心強いだろう。ダブルゾーンショックセンサーはリモコンで感度調整が可能。もちろん追加で傾斜センサーなどを付けることも可能。
カーセキュリティクリフォードMATRIX730XJ
スマートフォンでクリフォードをコントロール出来るMATRIXシリーズも人気。エンジンスターターを備え、エアコンなどを予め作動させておくなどカーセキュリティ機能に加えてコンビニエンス機能も充実。リモコンが双方向通信なので、車両での異常をディスプレイや音で知らせてくれるので安心感が高い。
カーセキュリティクリフォードはどこで取付られる？価格は？
カーセキュリティクリフォードの取り付けはオフィシャルディーラーで
クリフォードは日本で正規輸入されている製品をオススメしたい。したがって正規品を扱っている取り付け店で購入＆インストールということになる。正規輸入は株式会社アーマーテックが行っており、公式ウエブサイトにオフィシャルディーラーが記載されているので参考にしてほしい。カーセキュリティは製品性能50％、それを引き出すインストール技術50％と言われています。クリフォードの機能や実力を理解して、しっかり引き出してくれるお店を選びたいところ。正規販売店が近所に数件あるのなら複数店で見積りや説明を受けるのもいいだろう。店舗により国産車が得意であるとか、MTのスポーツカーを多く扱っているなど特色がある。また、ショックセンサーの感度調整など、アフターサービスをお願いする事もあるので、出来れば近距離のお店がベター。並行輸入品を扱っている店舗も存在するが、アフターサービスに不安があったり、リモコンが日本の電波法に適合していないケースがあったりするので気をつけたい。
カーセキュリティクリフォードはエントリーモデルでも工賃込み15万円～
価格については店舗により異なるが、IntelliGuard880Jが本体15万円前後、工賃10万円～くらいが相場。エントリーモデルのArrow6Jでも本体8万円、工賃7万円～。車両やオプションによって工賃はかなり変動するので予め相談して見積りの確認は必須。安い買い物ではないのでしっかり検討して欲しい。
クリフォード正規輸入代理店 アーマーテック株式会社
クリフォード オフィシャルディーラー（取付店）
カーセキュリティクリフォードを勧めたいワケ
クルマを「守りたい」というオーナーの気持ちに最大限応えられるのが、このカーセキュリティクリフォードです。タイヤやホイール、エアロパーツなどの外装を盗まれたくない、車内のオーディオやナビを盗られたくない、車両を乗り逃げされたくない。こういった様々な「守りたい」という要望に対応してくれるのがカーセキュリティクリフォードなのです。後発のブランドも沢山ありますが、やはり老舗には年の功があります。機能はもちろんのこと、製品自体の信頼性を上げて、誤作動や故障なく安心して使えるカーセキュリティに昇華させた事は賞賛に値します。自動車メーカーが純正でイモビライザーやカーセキュリティを装備させてもなお、簡単に盗まれてしまう時代は続いています。車両価格が上がってきている今こそカーセキュリティクリフォードに頼るべきではないかと思います。自分も実際に愛車にインストールして貰い、2世代のカーセキュリティクリフォードを使って来ましたが、一度も壊れたりトラブルが起きたりしたことはありません。絶対に乗り逃げされないという安心感は何ものにも代えられません。カーセキュリティを検討する際には、一番にこのクリフォードを候補に挙げてください。
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